先日は個人レッスンで千葉の友人宅へ行き、ブライダルブーケをご指導しました。
和気あいあいと制作しながら楽しい時間をすごしました。
誰が見ても美しいと思う形があります。
それは大変理路整然とした幾何学です。
ですが、中にはそれを面白くない、と思う方もいらっしゃると思います。
(私です・・・・)
万人に通用するものが通用しない。
万人受けするものが受けない。
マニアックな人も中にはいると、自分を考えるとそう思います。
以前、ブライダルのコンクールの作品審査のとき、審査員の先生に
「マニアック過ぎー、ブライダルなんだからテーマに添って、結婚したくなるように夢のある感じにしなきゃダメでしょう」と。
せっかく大阪まで行きながら、賞をとる気がまったくなかったわけでもないのですが、
スポンサーの意向に添う思考が全くなく、ただ創りたいものを創った結果でした。
それくらい極端な作品で、花は2輪のみ。
あとは建築物のような結婚したくなくなるような作品でした(笑)
万人向け美しさを意識して制作した時期もありました。
これがいいはず、とこだわりを持った時期もありました。
今は、テーマに添うことも、自由に遊ぶことも、こだわって研ぎ澄ますことも、どれでも、中庸でも、どうにでも自在にできるようになり、とても自由です。
花と一緒がたのしいから。