今日は、20年児童会館の館長さんを務められた方と
10月から始まる「小学生のための花育」のチラシをいただきがてら、とお食事をした。
その方は
わたしのしたいと思うことに、ただ、黙って手をそえてくれる。
ただ、黙って、してほしいことを助ける。
ただ、黙って、「直ちゃん、これおいしいよ」と、自然食品のお店で買ってきてくれた大好きなレーズンパンを3つ差し出す。
ただ、黙って、いっしょに塩ラーメンを食べた。
わたしに作品注文をしてくれる。
花育をするにあたり、「こんな方法もあるよ」と手法を提示して、けして、
わたしの中へ踏み込んだアドバイスはしない。
わたしを生かそうとして、
思っていても、自分の考えを押し付けない。
この方はほんとうに保育のプロなんだと深く実感した。
目の前の相手に誰がここまでできるだろう。
わたしは、子どもではないけれど、
しばらくしょんぼりしていた生きる力が、引き出されるのを感じた。
その人の持っている本来のものを育むことをずっとしてきた方は
すごいと思った。
今日の体験で得た感覚を忘れないで、
今日のわたしのような人に、そして、
今日のわたしのような子どもに、
そう接しようと思った。
その方のおかげで、
ほんとうは自分はどうしたいのか、明確に感覚が出てきた。
素晴らしい人だなあ、
一緒に10月からさせていただいて、いっぱい学ぼう、そう思った。