今日は毎週の稽古だった。
先生から学ぶことはまだまだたくさん残っているけれど、
あと何年それができるのだろうか。
先生がいて、当たり前と思っていたが、そうではない。
そして、素晴らしい先生も数年後引退することを聞き、
もっと学びたかったのに、、と残念に思った。
焦る必要はないと思ってはいたけれど、
「あなたはもう、稽古ではない。修行だ。
ただ来て、遊んでいる暇はない。」
先生はそう言った。
「私の眼の黒いうちになんとかなりなさい。」
そうも言った。
今まで、花の勉強を続けるために仕事をしてきたようなもので、
若いころは、みんなが洋服を買っているとき、
私は花道具を買った。
先生の稽古は若いころは
教えてもらえない稽古だった。
「もう1回」としか言わず、
何度も何度もいけなおし、
自分でもうどうしようもなくなって
どこが悪いのかもわからなくて
最後にひとりだけ残っていけつづけて
こっっそり半べそをかいたりした。
終電になりそうな頃にやっとどこが違うのかを教えてもらった。
そんな稽古がずっと続いていた。
今思うと、有難い。
そこまで付き合って教えてくれる先生はいない。
最近あわただしくしていて
稽古を楽しんでいたが、
先生から喝が入ったので、
今月からは厳しい稽古かもしれない。。
そのおかげで
きっと私の今はあるんだろうな・・。
それでもやっぱり
私はいけばなが好きだ。
そしてこれからも勉強を続けたい。