木曜日は朝から資格レッスンの日。
年代は20代~60代と様々です。
昔生け花をなさっていて、
基礎からアレンジメントを学びたい方、
ご主人を亡くして、希望を失い、
アルバイトでお花屋さんにお勤めしていて、
もっとスキルを磨きたい60代の方、
職場が福祉関係で、
お年寄りにボランティアをする、
花で笑顔になっていただくため、
の勉強、
黙々とただただ自分のレベルUPを
花でする方、
花が好きで、探究したい方、
花育を子供たちとしたい方、
子育てしながら花の仕事をする準備に勉強中のかた、
ほんとうにさまざまである。
ほとんどマンツーマンレッスンのため、
いまだ落ちた方はいない。
必ず、どんな方でも合格に持っていくのが
私の仕事と思っている。
今日は本当に思うように出来ない方から、
なんどもお電話が来ていた。
一生懸命ワイヤリングを家でしてきた彼女は
他と比べてではなく、
昨日の彼女と比べて
はるかに上手になっていた。
その健気なありように、
この方も必ず合格へ、と思った。
基礎の幾何学レッスンの2級資格レッスンは
全く面白くない。
できないせいだけではなく、
角度、センチ、さし口からすべて
決まっている。
それは、
部活で言えば、ウサギ跳び(死語?)
やランニング、腹筋トレーニングと同じで、
手の感覚や制作時間、
とにかくそれを徹底的にマスターすることで
体力と感覚で身体で覚えるまでするからだ。
逆上がりだって、自転車だって、
言葉でいくら説明しても
できない。
なんどもなんども練習しないとできない。
それが基礎レッスンに似ている。
勘違いしてしまうのは、
合格はゴールではなく、はじまりだということ。
合格証書はその次の段階に
基礎を確実にマスターした人だけが
できる楽しさが待っている証書なのだ。
基礎は大変で、愉しくなく、苦しい時もいっぱいあるけれど、
これをマスターしたあとの
自由に花を生けられる喜びを
次のステップで是非味わってほしいと思う。
何かでレベルUPすることは、
自分のすべてに繋がっていく。
そして勇気に繋がっていく。
5月の受験まで、
みんなに持続力が付きますように・・。