これから毎月1回 月曜日の17時半より開催することになった、オンラインでの療育対応花育教室の初回が7月31日に終了いたしました。
第1回目は岡山県と奈良県のお子様が、親御さんに見守られながら花に触れたり、創造力と感性を動かすことを中心軸に据え、実施。
それぞれのお子様のデータと資料、こういうときにはどうしたか、等々、個別のノートに細かくカルテのように付けながら、おひとりおひとりとじっくり向き合いながら個別にプログラムをいたしました。
親御さんの個別ヒアリングを元に、適切で効果的な花育を更に研究しながら進めてゆきます。
おひとりのお母さまが、「こんなに集中している姿を始めてみたので、他ではみたことがなくて、親としてうれしくて涙がでてきます・・。」とおっしゃって泣いていらっしゃったことが印象的でした。
「感覚で身に付けてゆく、生きていくために大切な様々なことは、「早い、すぐ、簡単」にはいかないので、体の細胞が頭脳になってゆくような、
運転ができたり、逆上がりができるような感覚で、理屈ではない世界ですから、
仮免許で縦列駐車をするときに視覚にポールの5番目がなくてもよくなるまで続けてみましょう。
みんなで研究しながら成長していきましょう。」
と言いながら、
みんなで、「おー!」と大人だけで叫んでいました(笑)
みんな気持ちはいっしょなんだと、こころからうれしかったですし、
人を育てることに関わるときは、まだまだ未熟なため、講座中は即興で、今までの検証が頭をぐるぐる巡らせながら、結果をシュミレーションして言葉を選びながら、眼の前の状況を感じながら、責任と重圧がこんこんと湧きいでてもくるのでした。
こちらの対面での花育授業は、10月31日(火)午後から、
岡山県奈義町へ伺います。
同じく午前は子育て中の方々とのお茶会が予定されておりますので、ご質問になんでもお話いたします。
2日間の花育アシスタントは、
子供たちの支援を長年にわたり地域で実施している岸本理香さんです。(彼女のご紹介はこちらをご覧ください)
※詳細が決まり次第、こちらのブログから必ずお知らせいたしますので、よろしかったらブログをご登録いただけましたらうれしいです。https://harufds.com/subscribe
私は花育の評論家ではなく、超現場の人で、
先日も花育20周年、教室35年の周年記念の際に感じていましたが、「花を始めてからあと3年で50年か・・・」と思うと、
仕事の現役人生のまるで最終章に入ってきたような気もして、
いままでの数多くの現場で培ってきたことや、考えてきたこと、教わったこと、研究してきたこと、効果を出してきたこと、失敗して進化してきた数多くのこと、切り花とは一体人にどう影響しているのか探求したこと、等々を、
次の世代の方々へつなげていきたいと深く思っています。
個別の結果による次の課題はすでにだしてあり、来月も楽しみです。
※次回は8月21日 17時30分~です。個別にじっくり向き合いたいので少人数で行います。詳細は「花育教室」ページをご覧ください。
森直子