こんにちは、森直子です。

北海道にもやっと春がやってきました。例年より気温が高い日もあり、4月のような外気に驚きます。

 

うちで花育を学んで下さって、花育を療育の一環として看板に掲げ、毎月取り入れて実施している療育施設の代表の方と来期についてのお話をしていました。

 

「花育で実際に体験したことを、そのお子さんはお家で妹に、このお花はいきているからご飯をあげるんだよ、とか、枯れてたあとの循環の話も教えてあげていたそうです。
いつもを考えると信じられない、と親御さんがおっしゃっていたんです。そういうお話がありがたくて。
今年度の職員さんも書道と花育があったから採用応募したと言って来てくれた方が3名もいらっしゃいました!
その他にも、他はどこに行っても中にも入れなかったのに、こちらだけは大丈夫でした、と来て下さったお子さんもいらして、中が明るい明るいと言ってくれるので、なんだろう、、と考えたら、花育で創った花が玄関や部屋に飾ってあるので、あ、花だ!と。」

等々、いろんなお話を伺いました。

なごみ

 

初めての出会いはコロナの前なので、5年前くらいでしょうか。
ほんとうに個人での施設の経営は、大変じゃないところはないと思いますが、
そのころ一緒に考え、相談を受け、アドバイスをしながら、花育を学んでいただき、自分で花育の提供を開始をサポート。
私も定期的に伺ったり、職員研修もしてきました。

それは、すべて、その代表さんの子供たちへの熱意と情熱とやる気と勇気が本物だと感じて、

お役に立てることは、、、と考え、私は花しかできないため、花でいろいろな提案をしながらいろいろ一緒に考えました。

 

 

そんな代表さんの熱意なしに、施設のお子さんが5年で10倍という結果は産まれていないと感じています。今ではお断りせざるをえないという、申し訳ないようなうれしい悲鳴だそうです。

今年も継続して職員研修や勉強会、花育指導への指導、保護者説明会、などご依頼されていますが、
やる気や勇気や情熱は誰でも持てますが、
足元というか内というか、根っこというか、初心というか、
「職員や子供を大事に思っている」という確信というか核心というのか、

そんな彼女のずっと変わらない心の根っこの美しさがある限り、
発達障害をもつお子さんたちが安心信頼して過ごせる場所であり続けるんだろうな、と想像できました。
どんなに忙しくても、子供を守ろうと「必ず彼女が現場にいる」ということが、その証に私には見えます。

 

私も、講師の方々に任せようかと常々思いながらも、昨年など骨折して痛くて動けないながらも(もう治りました!)休めばいいのに(誰も無理して来てくれとは言わないのに)、行きたくなって、大阪教室も花育もついついコルセットをして現場に行ってしまうので、
なんとなく似たにおいがするのでした。

 

お話を終えて、ありがたいのは、私のほうだ、と。
私は口だけ。行動したのはすべて彼女。
私は彼女に眠っていた種を引き出され、生かされたのだ。
そう思うと、生きててよかったな、と。

 

療育施設 こどもデイサービス和(なごみ)さんで

 

 

生きててよかったシリーズ(笑)は今年に入り3回目。
今年はさすがに頻繁だな、花育20周年、教室35年、還暦というプレミアムイヤーだからかな、と思いましたが、
それはひとえに、今まで私と花と時間を過ごしてくれた人々からの恩恵が私の中に眠っていた種に栄養をくれて、
それが芽が出て花が咲く時期が、今だったんだな、と感じ、

関わってくれた、たくさんたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいのプレミアム感謝イヤーと今年はなっていて、
それらの恩恵は循環・還元しようと、大きなことはできませんが、
1月からいろいろちょこちょこと、周囲の協力を得ながら(また恩恵。笑)、できることをやってもいます。

1月は生徒さん限定での「花いけるより大切なこと」お話会、そして生徒さんといっしょにこつこつUpしている ユーチューブです。7月22日(土)には花育教室をしている札幌サクトコさんでの「花育20周年記念 即興花パフォーマンス ライヴ 馬頭琴 嵯峨治彦×花 森直子(入場無料)」です。

 

早いもので、もう今年も4分の1終わってしまいますね。
立て込み過ぎて書けないことも多々あり、それでも、いつも読んで下さって、ほんとにうれしいです。

少しづつ、緩和され、動けるようにもなってきました。どこかでお目にかかれるといいですね。

みなさま、ほんとうに、いつもありがとう💛

 

 

 

森直子

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