VOL3「花でどんな仕事ができるのか」(フラワーデコレーター協会誌 連載コラムより)
こんにちは、森直子です。
前回の続きです。
花と暮らし 花に学び 花で生きるー ①花でなにをしたいですか?
http://ameblo.jp/harufds/entry-11486313428.html
花と暮らし 花に学び 花で生きるー ①花でなにをしたいですか?
http://ameblo.jp/harufds/entry-11485563229.html
ライセンスを生かして仕事にする、
今回は「花でどんな仕事ができるのか」を一緒に考えてみましょう。
花の仕事、いろいろありますね。
では、前回お話した、「花で何をしたいのか」を踏まえた上で、花仕事の区分ポイントを整理してみましょう。
仕事内容のポイント
1)教えること
2)創ること
人間関係のポイント
1)個人独立型
2)組織加入型
このように、仕事には2つのポイントがあり、
パターンは大きく4つに分かれます。
1)フリーランス(個人)で制作
2)組織に入って制作
3)個人で教える
4)組織に所属して教える
このほかに複合的な場合もありますが、今日はこの4パターンについてお話ししてみます。
1)の仕事は
個人で技術の提供やデザイン制作をする、という仕事です。この場合はご依頼先を自分で作ることが仕事の基盤になります。自分の制作品の値段を自分でつけます。原価計算や仕入れ、顧客への営業、その他すべては自分。
個人事業になるので、経理も自分で行います。
メリットは自由であること。自分のペースで仕事ができます。
2)の仕事の勤務内容は多様です。大きな店舗や問屋と小さなショップとでは、仕事内容が違ってきます。大きな店舗や問屋では、裏方と接客に分かれ、分業することも多く、仕訳け、水揚げ、パック詰め、納品、だけをする場合もあります。
花問屋と花店舗を同時に持つ会社、大型スーパーに属する会社、卸だけを行っている花問屋もあります。
花店舗は、チェーン店、事業主が店を構える花屋さん、ブーケを1日100個制作するようなブライダル専門店、ホテルブライダル店舗、主にホテルや企業などへ継続的花装飾をする店、個人販売を主にする店、葬儀専門店、など、花店舗と言っても多種多様です。大きな店舗は分業が多く、小さな店舗はひとりで全部こなすことが多いでしょう。このほか、プリザの専門店もシルクの専門店もあるでしょう。
「花屋さんに勤めたい」方は、どんな内容の花仕事に就くのかを事前に尋ねたり調べるとよいでしょう。
3)は花教室主宰です。個人事業になり、
お金、人、場所、の管理や連絡。他にはイベントの主催、問い合わせの対応、講座内容設定、集客、などもあります。
生徒さんの人数によって、仕事の量や質も変化しますが、自由であることがメリットでしょう。
4)は、文化教室、専門学校講師、組織や企業に所属する講師など。
3)と比較してのメリットは生徒さんの出欠や、経理、場所、の確保や管理などはなく、仕入れと講座に集中できます。分業であるため、仕事内容がシンプルで明確です。
以上が混合して仕事をしている場合もあります。
ライセンスを生かして仕事にするには「勇気と継続」が重要なポイントです。
世の中に同じようにライセンスを持つ人は星の数ほどいらっしゃいます。
それを仕事にするには、自分の世界観の保守から、
他人の世界観との調和へ移行しなければ成り立ちません。
柔軟性を持ち、自分自身の思い込みの枠をはずすことで幅は広がります。
仕事への一歩は変わらない想いと変える勇気と感じています。
ほかにも花の仕事の種類は多々あります。
私の仕事内容でよければ、ご参考になるかどうかはわかりませんが、インターネットより、森直子でご検索ください。

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